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その他の生活習慣病
生活習慣病とは
生活習慣病は、ご飯の食べ過ぎ、野菜などの不足、運動不足、喫煙、お酒の飲みすぎなど、好ましくない生活習慣によって引き起こされる慢性疾患です。代表的な病気には、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)などがあります。これらの病気は、放置していると最終的には寿命を縮めてしまいます。しかし、早期の段階で生活習慣を見直すことによって、予防・改善できる部分も大きいと言われています。進行してから生活習慣を見直すのではなく、お早めに医療機関を受診し、必要な治療を受けるようにしましょう。
このような方はご受診ください
- ご飯を食べ過ぎてしまう事が多い
- 夜の遅い時間に何か食べてしまう
- 脂っこい料理、味付けの濃い料理が好きだ
- 野菜や果物を殆ど食べない
- お酒を飲み過ぎてしまう
- 定期的な運動を行っていない
- 以前と比べ、疲れやすくなった
- 睡眠不足が続いている
- タバコを吸っている
- 健康診断で血糖値や脂質の異常、高血圧などを指摘された
高尿酸血症とは
高尿酸血症は、何らかの要因によって尿酸の産生と排泄のバランスが保てなくなり、血液中の尿酸が多くなり過ぎてしまう病気です。私たちの体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しく作り変えられています。その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が多くなると、血液中の尿酸が増えていきます。
痛風とは
高尿酸血症の状態が続くと、針状の尿酸塩の結晶が作られ、これが身体のあちらこちらに溜まっていきます。この結晶が少ないときは、自然に排出されていき、特段の問題を引き起こしません。しかし、増え過ぎると、周辺組織が腫れ上がっていき、痛みを引き起こしてしまいます。これが痛風です。様々な関節で起こりうるのですが、特に足の親指の付け根に尿酸塩が蓄積し、突然、激しい痛みが起こるケースがよくみられます。
高尿酸血症・痛風の予防
高尿酸血症や痛風を予防するには、尿酸の生産量が過剰にならないようにすること、尿酸の排出量が減少しないようにすることが大切です。尿酸は、プリン体が体内で代謝された最終産物なので、プリン体の摂取量を減らすことも効果的です。具体的には、下記の点にご注意ください。
- 尿酸の生産が過剰になる要因
-
- プリン体の多い食事
- 過度の飲酒
- 激しい運動
- 肥満
- 精神的ストレス
- 遺伝的体質
- がん
- 大きな怪我
- 尿酸の排泄が減少する要因
-
- 遺伝的な腎の尿酸排泄障害
- 過度の飲酒
- 激しい運動
- 肥満
- 腎臓病
- 一部の薬剤
高尿酸血症・痛風の治療
高尿酸血症では、当然のことながら尿酸値を下げることが大切です。これによって痛風発作が起こるリスクも減らせます。まずは、食事療法として、プリン体を多く含む食品を控え、バランスの良い食事を摂るようにしてください。アルコールは尿酸値を上げる作用があるため、過度の飲酒は厳禁です。特にビールはプリン体を多く含むので、ご注意ください。また、運動療法で肥満を解消することも大切です。当院では、食事療法と運動療法に加え、尿酸が体内で生成されるのを抑える薬や尿酸の排泄を促す薬などを処方いたします。
肥満症
BMI(肥満指数)が25以上と診断された方のことを肥満と言います。肥満を放置すると動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳血管障害などを発症するリスクがあります。この肥満をきっかけに何らかの健康障害が生じたり、メタボリックシンドロームになりやすい内臓脂肪型(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)の状態だと判定されると肥満症と診断されます。
BMIの算出方法につきましては下記の通りです。
適性体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
この計算式より、BMIの数値が22と算出された場合は健康と判断されます。なお数値が18.5~25未満に収まっている場合は普通体重となります。詳細については以下の通りです。肥満度は1~4度に分類されていますが、治療が必要なのはBMI35(肥満3度)以上の重度肥満の方です。その場合は薬物療法等が行われます。
BMI判定表、日本肥満学会の判定基準(成人)
指標(BMI) | 判定 |
---|---|
18.5未満 | 低体重(痩せ型) |
18.5~25未満 | 普通体重 |
25~30未満 | 肥満(1度) |
30~35未満 | 肥満(2度) |
35~40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
肥満症の治療について
肥満症の治療に関しては、まず減量に取り組みます。ただし、その内容は、BMI指数を25以下にするというよりは、肥満による合併症を伴いやすい内臓脂肪を減らすことを目的とします。
治療の基本となるのは、生活習慣の改善(食事療法、運動療法)です。食事面では、適正とされる1日の摂取カロリーを守ります。食事内容は、肉類や高脂肪食は控えて、魚や野菜などを中心にしたメニューを取り入れます。また運動も体重減少には必要です。なかでも脂肪燃焼効果が高い有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳 等)に取り組んでいただきます。運動量はそれほどハードなものを必要としていませんが、継続的に行うことが大事です。また、食事の際はよく噛む、一日三食で規則正しくといったことも重要です。
なお、高度肥満症(BMI35以上)の方で、肥満が生活習慣の見直しだけでは改善できないという場合は薬物療法を行います。この場合は、食欲を抑制する効果があるとされるマジンドール等を服用していきます。
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東京都品川区西五反田1-4-4 西五反田タテイシビル4F
- 院長
- 仁科 祐子
- 診療内容
- 糖尿病、一般内科、高血圧症、脂質異常症、その他の生活習慣病、甲状腺疾患、バセドウ病、橋本病・甲状腺機能低下症、その他の内分泌疾患、下垂体疾患、副腎疾患、骨粗しょう症、予防接種、発熱外来、自費診療
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14:00~18:00 | ー | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ー |
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